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イグアナの祈り ── 韓国の沈没事故に思うこと ── [いつまでたっても テレビっ子]

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 連日、韓国の旅客船沈没事故に関するTV報道に、日本は、多くの時間を費やしている。

 従軍慰安婦問題、歴史認識の問題に関して、韓国の政府を挙げての情報操作攻勢に辟易していたことも、無意識に作用しているかもしれない。

 事故発生直後、日本が援助を申し出て、韓国がそれを拒否したことも含めて、韓国という国家の劣悪性を、直接、間接に分析、論証することによって、日本人に溜飲を下げさせるという意味で。


 朴槿恵大統領は、とにかく国民の政府への不満、恨みの矛先を他に向ける必要があると考えて、船長と乗務員への強い非難を表明するなどしたが、余り功を奏していないようだ。

 韓国人の基本的な精神性を考慮すれば、沈没船の処理が、ある程度落ち着いたら、朴政権の支持率回復のため、矛先を日本に向けてくる可能性も考えられる。


 セウォル号の1等航海士ら4人への逮捕状が請求された日(21日)に、その乗組員によって証言された言葉の中で、

 「セウォル号は増築する前から復元力がなかった」というのがあった。

 たとえば、これを足掛かりとして、

 日本の海運会社が、この船を韓国の清海鎮(チョンヘンジ)海運に売った際に、既に致命的欠陥があり、それを隠蔽していたというストーリーを組み立て、そのための証拠を捏造するという方法もあるだろう。


 僕は、彼らのそういった文化、精神性を非難するつもりはない。

 むしろ、それが、一般論としての人間である、という捉え方の方が適正かもしれないとさえ思う。


 政治家にとって、自国の国益を守るための最も現実的な方法は、情報戦争に勝つことである。

 「嘘も100回言えば本当になる」

 この至言(?!)に基づいて、彼らは、国際世論を有利な方向に持っていき、自国民の利益を守る。

 手段を選んでいたら、決して自国民の理解が得られない損失を被る。


 嗚呼、なんとダーティな職務だろう。

 その意味では、中国や韓国の最近の戦略的行為は、むしろ国際スタンダードに則っているとも言える。

 頭では分かっているのだが、僕たち日本人は、ガラパゴス諸島の動物のようにウブだから、相変わらず、これが割り切れない。

 僕たちは多かれ少なかれ、国際標準では、世間知らずな箱入り娘なのだろう。


 嘘をついてまで、自分を有利にしようとは思わない。

 そのようにする人たちに対して、いちいち取り合うこともしたくない。

 そんな素朴な信念は、国際政治では、実効的意味を持たないどころか、捏造された情報によってレジームが作られ、一方的に不利な状態に甘んじ続ける結果をもたらす。

 理性では分かるのだが、それを阻止するための努力となると、どうも腰が重くなる。

 たとえば、アメリカその他でのロビー活動において、日本が韓国に致命的に後れをとっているのは、能力の有無の前に、僕たちがロビー活動というもの自体に気が進まないという根本的感情によるのではないか。

 以前、笑福亭鶴瓶が、あるトーク番組で、東京オリンピック誘致のためのロビー活動の苦労話を聞いて、

 「わざわざ、そんなことまでするくらいなら、オリンピックの開催地にならんでもええわい!」と叫んでいた。

 僕は、心から同感しながら笑った。


 実際、レジームを変えるのは、話し合いよって見出された正当性では決してなく、国力である。

 アメリカが弱体化して、世界が不安定になればなるほど、それが、あからさまになっていることが、その証左だ。

 警察や自衛隊を忌まわしい暴力装置と呼ぶ平和主義者は、相変わらず、その暴力装置によって守られている地平で、非暴力を唱えている。

 それを見て、僕は、ネトウヨよろしく苛立ち、彼らを嘲笑する。

 が、そんな僕も、地政学的偶然に守られてきた、この島の ‘ ガラパゴス リク イグアナ ’ に過ぎない。


 僕たちは、ヒョウやオオカミにならなければ生き残れないのだろうか。


 今、大国の帝国主義化、経済のグローバル化によって、淘汰システムは、いよいよ僕たちに最終決断を迫っているようにも見える。

 現実的に生き残るために、ガラパゴス リク イグアナであることをやめるか。

 滅んでもいいから、平和を愛するヒョウやオオカミたちの公正と信義に信頼して、ガラパゴス リク イグアナであり続けるのか。


 今回の事故であぶり出された韓国の国家としての格の低さを見ると、また、アメリカが頼りにする中国経済の危うさを鑑みると、あるいは、僕たち日本人が果たすべき第三の選択があるのかもしれない。

 僕は、僕にできることをしている。

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